「千歳アウトレットモール・レラ」(千歳市柏台南1丁目2-1)が、2024年11月1日(金)で廃止される。店舗設置者の三菱UFJ信託銀行(本店・東京都千代田区)が、北海道に大規模小売店舗立地法に基づく店舗廃止の届け出を行った。一部店舗は、存続する見通しだが、実質的には、オープンから19年で、営業を終了する。(写真は、「千歳アウトレットモール・レラ」)
「千歳アウトレットモール・レラ」は、2024年1月に施設側から運営終了が告知されたが、終了時期は、はっきりしていなかった。告知以降は、テナント撤退が続き、来場者も大幅に減少していた。敷地面積約3万4059坪(11万2396・69㎡)、延べ床面積約1万2201坪(4万265㎡)、店舗面積合計は9087坪(2万9990・34㎡)で、2005年にオープン。飲食店やサービス、アトラクションなど約130のテナントが入り、アウトレットの人気の高まりとインバウンドの隆盛時期と重なり、2010年代は賑わった。
しかし、コロナ禍前から近隣の競合施設の増加などによって競争力が低下、施設側は、今年初めに施設運営の終了を決定していた。そうした中、店舗設置者から道に大店法6条5項の規定により廃止届け出があり、営業終了時期が明らかになった。店舗面積は現在、8190坪(2万7028㎡)だが、廃止後は、134坪(444㎡)に大幅に減少する。
立地場所は、JR南千歳駅の南側で、建設が進んでいるラピダス(本社・東京都千代田区)の次世代半導体工場にも近いため、今後は、敷地を含めた跡利用に焦点が移る。