東京証券取引所プライム上場、アイスタイル(本社・東京都港区)の連結子会社、アイスタイルリテール(同・同)は、2024年10月4日に体験型コスメ専門店「@cosme STORE札幌ステラプレイス店」(札幌市中央区北5条西2丁目 札幌ステラプレイス イースト4階)をオープンさせる。道内初の大型直営店で、店舗面積は東京、大阪の旗艦店を除けば最大規模の約140坪(約460㎡)。初年度で12億円の売り上げを目指す。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、「@cosmeSTORE札幌ステラプレイス店」の店内にある「ベスコスウォール」)
「@cosme STORE札幌ステラプレイス店」は、2024年3月20日に閉店した「コムサスタイル」などのスペースを利用して、約140坪を確保した。同年8月に移転リニューアルオープンした「@cosmeSTOREアミュエスト博多店」よりも10坪ほど広くなり、旗艦店の「@cosme TOKYO」や「@cosme OSAKA」を除けば全国最大の売り場面積を実現した。
「@cosme STORE」は、百貨店ブランドやドラッグストアブランド、通販ブランド、バラエティショップブランドなど、流通チャネルによって違うブランドの垣根を超えて、品揃えしているのが特徴。また、売り場もデパコスゾーン、プチプラ(手頃な価格)ゾーンと縦割りに分けるのではなく、コスメ商品との出合いの接点を増やすため、ブランドを融合した売り場も展開している。
(写真は、「セールスランキング」コーナー)
店舗内は、旗艦店で好評の歴代コスメから最新コスメまでベスト商品がタワーのように陳列されている「ベスコスウォール」や売れ筋のメイクやスキンケアを並べた「セールスランキング」コーナー、北海道にちなんで地元コスメを揃えたコーナーも設けている。また、旬になりかけのブランドを試すことができる「NEXT TRENDゾーン」、北海道初上陸の「The Ordinary」、中国コスメの「花西子」も揃えた。
さらに期間限定で、「ミニコスメコーナー」も初導入した。「ミニコスメ」は、1週間程度の短期間、試しに使ってみたいというニーズや使い切ることができるサイズが欲しいといった声に応えたもので、SDGsにも繋がることから導入効果を見極めて、多店舗にも展開していく考え。
(写真は、「@cosmeSTORE札幌ステラプレイス店」の外観)
扱っているブランド数は約450、SKU(在庫保管単位)は約1500。アイスタイルリテールの石井亮・執行役員店舗カンパニー副カンパニー長は、「目的買いも多いが、お店で試したり、遊んだりしながら自分の気になるコスメに出合えるのが、@cosmeの特徴。独自の編集企画売り場で、こうした出合いが生まれやすいように、クチコミ評価や手書きによるPOPなどを展開している」と話す。
顧客層は20~30代女性が中心だが、男性客やインバウンド比率もそれぞれ10%程度を見込む。北海道の市場について、「トレンドに敏感な人が多いが、使い続けるかどうかは自身のライフスタイルに合わせるシビアな面もある。使い方や商品の特徴などをきちんと伝えて、リピート需要に繋げたい」(石川副カンパニー長)としている。客単価は約5000円、1品単価は約2000円、買い上げ点数は約2・5品を想定している。