ラルズが「フードドライブ」30店舗に拡大、10月は「てまえどり」の取り組みも

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 アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、2024年10月1日(火)から、「フードドライブ」の実施店舗を30店舗に拡大する。食品ロス削減や食料支援を通じた、貧困問題の解決に向けた取り組みを進める。(写真は、2024年10月1日からフードドライブを実施する小樽市の「スーパーアークス奥沢店」)

「フードドライブ」は、賞味期限内でまだ食べられるにもかかわらず、家庭で使われずに余っている食料品などを寄付してもらい、地域の福祉団体などを通じて、生活に困窮している人などに食料品を渡す取り組み。ラルズは、2023年3月から「フードドライブ」の取り組みを開始、現在は、千歳市の「スーパーアークス千歳」や「スーパーアークス長都店」のほか、北広島市、登別市、苫小牧市、札幌市、石狩市、恵庭市の11店舗で実施している。

 今回、10月の「食品ロス削減月間」に合わせて、10月1日から小樽市の「スーパーアークス奥沢店」のほか、石狩市1店舗、江別市1店舗、札幌市16店舗の19店舗を追加、合計30店舗で実施することにした。提携する福祉団体は、小樽市社会福祉協議会やNPO法人楽園プロジェクト(札幌市白石区)、一般社団法人フードバンクセンター(札幌市中央区)など。ラルズによると、「フードドライブ」を開始した2023年3月から、2024年8月までの回収量は合計5065㎏となり、福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付された。

 また、ラルズでは、2024年10月1日から同月31日まで、「食品ロス削減月間」に合わせて、消費者庁、農林水産省、環境省が推奨する「てまえどり」の取り組みを各店舗で実施する。「てまえどり」とは、商品棚の手前にある商品を積極的に選んでもらうことを促すことで、食品ロス削減を目指す取り組みのこと。

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