コープさっぽろ上半期リニューアルは12店舗、惣菜とドラッグ強化で店舗活性化目指す

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 コープさっぽろ(本部・札幌市)は、上半期で12店舗のリニューアルを実施する。既に12店舗のうち8割程度のリニューアルを終えており、上半期に行ったリニューアルの効果を検証しながら下半期のリニューアル戦略を練り直す考え。(写真は、コープさっぽろ大見英明理事長)
 
 コープさっぽろが上半期に入ってこれまでにリニューアルを実施したのは、北広島店(北広島市)やべつかい店(別海町)、貝塚点(釧路市)などで、既に計画12店舗の8割強がリニューアルを終えている。
 
 コープさっぽろは、経営危機に陥った翌年の1998年から食品スーパーの活性化を目的に『おいしい店』をコンセプトにした各店舗のリニューアルを実施。このリニューアルが成功して、コープ再建の道筋が決まったこともあって、店舗リニューアルはコープにとって成功体験として現理事者の経営戦略には深く刻まれている。
 その後、2002~04年にかけて、再びリニューアルを実施、この時はリカーとドラッグが重点だった。
 
 ほぼ10年ぶりの今回のリニューアルは、惣菜部門強化とドラッグ部門の強化。惣菜強化は、今年度の重点課題になっているほかドラッグは直営のシーズドラッグでポイント付与の基準を下げ従来比2倍するMD(マーチャンダイジング)戦略とともに配置変更を実施。
 
 大見英明理事長は、「上半期のリニューアルで効果を見ながら下半期のリニューアル戦略を考えていく」としている。

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