「イトーヨーカドー北見店」39年間の営業に幕

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「イトーヨーカドー北見店」(北見市光西町185)が、2024年8月18日、39年間に及ぶ営業を終了した。これによって、道内のヨーカドーは、札幌市内の「福住店」、「琴似店」、「アリオ札幌店」の3店舗になる。そのうち、「福住店」は、同年9月23日(月、振替休日)に閉店することになっている。(写真は、「イトーヨーカドー北見店」)

「イトーヨーカドー北見店」は、地元の不動産会社、博泉が1985年3月に建物を竣工させ、「イトーヨーカドー」がテナントとして入ってオープンした。2000年9月に当時のマイカル北海道(現イオン北海道)が「北見サティ」(現「イオン北見店」)をオープンさせるまでは、北見市内唯一のGMS(総合スーパー)として、地域の買い物需要を支えていた。土地建物は、博泉から2017年9月に、大和情報サービス(現大和ハウスリアルティマネジメント)に移っている。

 イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)が、北海道から全6店舗の撤退することを表明した2024年2月以降、6月30日の「帯広店」、7月28日の「屯田店」、そして今回の「北見店」と毎月閉店が続いている。どの店舗でも、閉店セレモニーには、1000人を超える買い物客らが集まり、別れを惜しむ光景が繰り広げられている。

 残る道内のヨーカドーは、札幌市内3店舗だが、これら店舗も2025年2月までに順次閉店する。かつては、函館、釧路、旭川、苫小牧、江別、恵庭などでヨーカドーの「鳩」マークが見られたが、現時点では、ヨ―カドーの札幌以外の店舗がすべて閉店したことになる。ヨーカドーが北海道で果たしてきた役割は小さなものではない。それを裏打ちするようなお別れセレモニーの熱狂は、最後の閉店まで各地で続く。

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