千歳市北信濃590-1ほかの広さ約1万9671坪(6・4ha=6万4917・04㎡)で、大規模宅地開発に向けた造成工事が始まっている。戸建て住宅が予定されており、100区画以上となる見通し。次世代半導体製造「ラピダス」を追い風にした、不動産開発の一つと言えそう。(写真は、宅地造成が始まっている「千歳市北信濃第6地区」)
宅地造成が進んでいるのは、北新通沿いの元農地。2024年3月に千歳市が都市計画法に基づき、市街化調整区域から市街地区域に編入した「北信濃第6地区」。この地区の北側に当たる場所には、市の防災学習交流施設「防災の森」(約3・6ha)があるが、こちらも同時に市街化区域に編入された。
「北信濃第6地区」で造成を行っているのは、地元千歳市の土木工事業、茎津綜業(上長都1039-24)。同社は、2024年4月に個人から土地を取得した。当該地には、民家や農業倉庫などが数軒建っている。茎津綜業は、市の開発許可を受けて、2024年4月26日から造成工事に着手している。工事完了は、2026年8月31日が予定されている。
この地区に近い「北信濃第5地区」(約1万3600坪=約4・5ha)と「あずさ西地区」(約1万4500坪=約4・8ha)でも大規模な宅地造成工事が終了、現在は戸建て分譲用地、賃貸マンション分譲用地として開発が進んでいる。3つの土地を合計すると、約4万8000坪(約15・7ha)にもおよび、「ラピダス」稼働に向けて住宅供給が加速する。