「シャトレーゼ」の都心型プレミアムブランド「YATSUDOKI」、北海道から撤退

経済総合

 菓子専門店「シャトレーゼ」を展開するシャトレーゼ(本社・山梨県甲府市)の都心型プレミアムブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」が北海道から撤退した。初進出から3年足らずで、展開していた2店舗を同時期に閉店した。(写真は、「シャトレーゼ札幌麻生店」に転換した「YATSUDOKI札幌麻生店」)

「YATSUDOKI」は、「シャトレーゼ」の都心型プレミアムブランド。シャトレーゼ本社がある山梨県「八ヶ岳」の「八」、末広がりの「八」、午後3時の「八つ刻」の「八」をモチーフとして命名された。八ヶ岳の自然と上質な食材をイメージした、高級感のある店舗のしつらえで、八ヶ岳山麓で生産した卵や牛乳を使い、手作りの品質にこだわったケーキや洋菓子、焼き菓子、和菓子、アイス、チョコレートのほかワインも取り扱っている。

「YATSUDOKI」1号店は、2019年9月に出店した「銀座7丁目店」(東京都中央区)。以降、店舗網を拡大し、北海道には、2021年4月に「澄川店」(札幌市南区)をオープンさせて進出。同年8月には「札幌麻生店」(北区)が加わって2店舗体制になった。しかし、進出から2年10ヵ月目の今年2月18日で「澄川店」が閉店。「札幌麻生店」は、同月15日で一時休店して改装、同月23日に「シャトレーゼ札幌麻生店」に衣替えしてオープンした。

「YATSUDOKI」は、宮城県仙台市が最北の店舗となり、首都圏やシャトレーゼの地元山梨県、京都府、兵庫県など全国21店舗になった。なお、道内の「シャトレーゼ」店舗は、「札幌麻生店」が加わったことで34店舗になった。

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