土屋ホールディングス(本社・札幌市)は、札幌市の農業体験施設「さとらんど」(札幌市東区丘珠町)隣接地にメガソーラー発電施設を本格稼働させたが、27日に付帯施設となる「サンシャインひろば」をオープンした。太陽光パネルを設置した住宅屋根の実物大の構造体模型を3基揃えたもので、市民や道民向けに戸建住宅用の太陽光発電を身近に体験してもらい普及させていくのが目的。(写真は、サンシャインひろばに設置した太陽光パネルを取り付けた実物大の屋根模型)
土屋ホールディングスは、3月にさとらんど隣接地にメガソーラー施設「土屋ソーラーファクトリー札幌」を本格稼働させている。同社初の太陽光発電事業は、発電だけでなく積雪寒冷地の太陽光発電システムの設置技術についても実証実験し、市民や道民の太陽光発電に対する普及啓発を行っていくのが目的。
付帯施設となる「サンシャイン広場」には、設置角度が15°、31°、45°の3つの太陽光パネルを取り付けた実物大の屋根構造体模型を屋外展示。15°の屋根は一般的なソーラーで、31°と45°の勾配がきつい屋根模型は土屋グループが実際に手がけているもの。
実物大のソーラー屋根を展示することで、「太陽光パネルが設置されている屋根を見てみたい」という声や「設置角度によって発電化効率がどう違うのか知りたい」という要望に応えることができる。
サンシャイン広場は、メガソーラー施設が一望できる場所にあり駐車スペースも用意されている。今後、高さのあるウッドデッキを設置してメガソーラー施設をより見やすくする方法を検討していく。