日本製紙釧路工場跡地に「ジョイフルエーケー」、「DCM」創業の地に攻め込む

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 住宅資材、ビル資材販売で東京証券取引所スタンダード上場のキムラ(本社・札幌市東区)は2023年10月11日、子会社でホームセンター事業を展開しているジョイフルエーケー(同・同)が、釧路市に進出すると発表した。「ジョイフルタウン釧路」を2025年夏以降に開設する。釧路市はDCM(同・東京都品川区)の前身の一つ、ホーマック創業の地。ジョイフルエーケーは、DCMの本丸に攻め込む。(写真は、日本製紙釧路工場)

 ジョイフルエーケーは、日本製紙(本社・東京都千代田区)が稼働を終えた釧路工場跡地(釧路市鳥取南4丁目4-3ほか)、約3万坪(約99000㎡)について日本製紙と賃借に関する覚書を締結、この土地に大型ホームセンター「ジョイフルエーケー」を含め、複数の物販テナントを誘致する。「ジョイフルエーケー」店舗の延べ床面積は約5454坪(約1万8000㎡)、他の物販テナントを合わせた全店舗の延べ床面積は約1万坪(約33000㎡)。「ジョイフルエーケー」の延べ床面積は、「大麻店」(江別市)の約半分となる。

 ジョイフルエーケーは、キムラ70%、「ジョイフル本田」を展開するジョイフル本田(本社・茨城県土浦市)15%、「ホームセンタームサシ」や「ビバホーム」を展開するアークランズ(関東本部・さいたま市浦和区、三条本社・新潟県三条市)15%出資の合弁企業。2002年6月に「屯田店」(札幌市北区)、2003年10月に「大曲店」(北広島市)、2010年7月に「帯広店」(帯広市)、2017年3月に「大麻店」(江別市)を出店している。2023年3月期決算の売上高は218億9400万円、営業利益は13億6700万円で、売上高営業利益率は6・2%。

 釧路市は、DCMの前身の1社、ホーマックが石黒商店としてスタートした創業の地。DCMは現在、市内に6店舗を展開しており、北海道展開を加速しているコメリ(本社・新潟市南区)も出店していない。ジョイフルエーケーは、DCMのお膝元に大型店で出店、DCMの牙城を切り崩す。

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