札幌市中央区南3条西5丁目9-1の「パラカパーキング101」の解体工事が始まった。同駐車場は、狸小路商店街近くにあり、収容台数は約100台超だった。近隣の約400台収容の「タイムズステーション札幌すすきの」(南4条西6丁目5)も改修のため一時閉鎖することになっており、狸小路・ススキノ界隈での駐車場不足が深刻になる。(写真は、解体工事が始まった「パラカパーキング101」)
「パラカパーキング101」は、敷地面積約248坪(820・16㎡)、8階建て、延べ床面積は約1851坪(6111・50㎡)。駐車場とテナントビルからなり、今年が築38年目。最初は別の事業者が所有運営していたが、2004年12月に駐車場運営で東京証券取引所プライム上場のパラカ(本社・東京都港区)が取得、「パラカパーキング101」として運営を続けてきた。
土地建物は、2019年に9月に福岡地所(本社・福岡市博多区)が取得したが、2021年12月には、不動産開発事業で東証プライム上場のサムティ(大阪本社・大阪市淀川区、東京本社・東京都千代田区)が取得した。解体工事は2023年9月4日から始まり、2024年3月31日まで続く。発注者はサムティ、解体業者は本間解体工業(本社・札幌市西区)。
狸小路商店街近くで、100台規模の駐車場が閉鎖される影響は大きい。近隣の「タイムズステーション札幌」は改修工事で約1年間、営業を停止する。二つの駐車場を合わせると500台を超え、駐車場不足が深刻になりそうだ。