アークス(本社・札幌市中央区)グループの道南ラルズ(同・北斗市)は、あす2023年9月22日(金)に「スーパーアークス港町店」(函館市港町1丁目2-1)をリニューアルオープンする。同年9月13日から9日間休業して改装工事を実施、品揃えの見直しと冷凍・冷蔵ケースなどを入れ替え、リニューアル後に10%以上の売り上げ増を狙う。(写真は、改装準備が進んでいる「スーパーアークス港町店」=道南ラルズ提供)
「スーパーアークス港町店」は、2007年6月にオープンした店舗で、同社の「ス―パーアークス」業態1号店。同社が運営するポールスターショッピングセンターの核店舗と位置付けられ、売り場面積は約901坪(2975㎡)。今回は、オープン以来の大規模リニューアルとなる。店舗周辺には、北海道大学水産学部や市立函館病院に関係する人たちが多く住んでおり、20歳代から40歳代の一人暮らし世帯が多いという特徴がある。このため、リニューアルでは、即食簡便商材を強化、デリカの弁当類やベーカリーのバーガー類、サンドイッチ類を強化する。
また、冷凍食品では、レンジやフライパンで加熱するだけで食べられる水産、食肉のレンジアップ商材の品揃えを増やし、冷凍食品コーナーにはリーチインケースを導入して品揃えを大幅に増やす。リーチンインケースの設置台数は、道南ラルズの運営店舗の中で最大となり、尺数は81尺になる。水産では「さかなやの寿司」、「さかなやの惣菜」を新規導入、食肉では店内カットの米久「王様のローストビーフ」、「北斗産おぐに和牛」、「七飯産大沼黒牛」などを揃える。
売上高は、同社運営店舗の中で「ビッグハウスアドマーニ」、「スーパーアークス千代台店」、「スーパーアークス戸倉店」に次ぐ4番目だったが、10%以上の売り上げ増を見込み、ベスト3入りを計画している。また、リニューアルによってショッピングセンター全体の集客も高める。道南ラルズの今野伸社長は、「今回のリニューアルを機に、港町(みなとまち)・函館を代表する店舗になることを目指したい」と話している。