イオングループのマックスバリュ北海道(本社・札幌市)の2013年2月期決算は、決算期変更で13ヵ月決算となったが、売上高は907億400万円、営業利益9億1600万円、経常利益9億7100万円、純利益は2億1000万円となった。新規出店や積極的な店舗改装、格安スーパー「ザ・ビッグ」への転換などが奏功した。(写真は、11月にオープンした「マックスバリュ滝川本町店」。新規出店も売上げ、利益増に結び付いた)
2012年1月期は売上高807億3900万円、営業利益8億5800万円、経常利益8億6000万円、純利益1億300万円だった。13年2月期は1ヵ月多いだけで、売上げは99億6500万円、営業利益は5800万円増えた。
期中に新規出店2店舗、マックスバリュ店舗のリニューアル10店舗、マックスバリュから格安スーパー「ザ・ビッグ」への業態転換5店舗を実施。また、節電意識の高まりや早朝型ライフスタイルの定着から6月~11月に63店舗で朝7時開店を導入するなどして消費者ニーズに即応したことが業績を押し上げた。
イオンのPB(プライベートブランド)「トップバリュ」商品の比率は、12年1月期の11・7%から13・4%に高まった。
好業績の要因は①商品調達力やPB商品でイオングループの強みを発揮②消費者の低価格指向に応じたザ・ビック転換③マックスバリュ店舗をフロア構成や品揃えで地域ニーズにマッチさせた④都心型の小型スーパー「マックスバリュエクスプレス」の1号店と2年ぶり新設店舗となる「マックスバリュ滝川本町店」出店――などが好循環したため。
14年2月期は、札幌市内に「マックスバリュ八軒5条店」(西区)を7月に、10月には釧路市内に初の新設店舗として「ザ・ビッグ」を開店させるほか、既存店のリニューアルやザ・ビッグ転換を進め、売上高880億円、営業利益14億円、経常利益13億円、純利益3億円を予定する。
(※マックスバリュ北海道の決算短信詳細は、本サイト右欄の同社バナーをクリックするとご覧いただけます)