北海道酒類販売(本社・札幌市北区)は2023年8月24日、札幌市中央区の札幌グランドホテル別館2階グランドホールで「2023北酒販総合展示・試飲商談会」を開催した。酒販店や料飲店、量販店などから約400人が来場した。(写真は、「2023北酒販 総合展示・試飲商談会」)
(写真は、北酒販の「にごり酒いろいろ」のブース)
「2023北酒販総合展示・試飲商談会」には、日本酒メーカー24社、焼酎メーカー24社、洋酒メーカー38社、食品メーカー8社など96社が参加、そのうち道内からは約20社が出展した。北酒販はオリジナル企画として「にごり酒いろいろ」のブースを出展。コクのある独特の味わいが特徴のにごり酒をオロナミンCやリボンナポリン、カルピスなどさまざまな割材で割る飲み方を提案した。担当者は、「日本酒の消費は低下傾向にあるため、若い女性をターゲットにカクテルのようなにごり酒を提案して、消費を増やしたい」と話した。
北酒販は、2022年5月から導入しているスマートフォンによる発注システム「S-orderシステム」をバージョンアップ、スマホで商品のバーコードをスキャンするだけで発注ができるシステムも紹介した。9月4日からリリースすることを告知、発注作業の省力化に繋がることをアピールした。
(写真は、道総研の「道産コーンウイスキープロジェクト」のブース)
北海道立総合研究機構(道総研)は、札幌酒精工業や北酒販などで14者で取り組んでいる「道産コーンウイスキープロジェクト」を紹介した。2021年度から始まったプロジェクトは、2026年度リリースに向けて開発が進んでいる。蒸溜したばかりのニューポット(蒸溜液)を熟成させる樽に、ミズナラ以外の道産木材を利用した熟成樽の開発にも取り組んでいることなども紹介された。コーンウイスキーは甘みが特徴という。
その他、北酒販は「販(Han)’s Collection」(ハンズコレクション)のブースで、地域の食とワインの香りや味わいのペアリングを提案した。