札幌ススキノで、ジンギスカン専門店の新規オープンが目立っている。焼肉専門店からの参入など、これまでに2店舗がオープン、9月にはもう1店舗がオープンする。札幌ススキノは、何度目かのジンギスカンブーム到来の様相と言えそう。
（写真は、2023年8月1日にオープンした羊焼肉平和園「羊匠亭」）
2023年8月1日にオープンしたのは、羊焼肉平和園「羊匠亭（ようしょうてい）」（札幌市中央区南5条西5丁目13-1、ASIL札幌ビル2階）。言わずと知れた、焼肉レストラン「平和園」を展開する平和園（本社・帯広市）のジンギスン専門店。羊肉を60年以上扱ってきた「平和園」だが、不思議にもジンギスカン専門店はなかった。同社は、同店を羊肉専門店と位置付けており、羊出汁の締めラーメンなど、羊肉の魅力を引き出した料理が楽しめる内容となっている。
（写真は、8月14日にオープンした炭焼ジンギスカン「北の風」）
8月14日にオープンしたのは、炭焼ジンギスカン「北の風」（同市同区南3条西4丁目ワカツキスクエアビル1階）。運営は、有限会社コンセプト（本社・札幌市中央区）。同社は、スペイン料理専門店や抹茶カフェ、BAR、神戸牛焼亭、鮨店などのほか、2023年3月にはエスコンフィールド北海道で「そらとしばbyよなよなエール」を出店するなど道内、東北で飲食16店舗の運営を行っている。
今回、ニセコに続いてススキノでジンギスカン専門店をオープンさせた。希少価値のある道産羊肉を提携20牧場から仕入れるとともに、高品質の外国産の羊肉を提供、直火に近いスリット入りのジンギスカン鍋を使用することで、炭火の香りを感じながら食べることができる。
（写真は、9月1日にオープンする「平塚ジンギスカン」）
9月1日（金）にオープンするのは、「平塚ジンギスカン」（同市同区南1条西4丁目8、NKC-1-4ビル1階）。札幌市内で焼肉専門店「焼肉たんか」を5店舗展開している企業が、新札幌に続いて中心部でも専門店展開を始める。
このように、ススキノなど中心部で新規オープンが目立ち始めたジンギスカン専門店、焼肉の老舗と新興が競って参入する上げ潮ムードになっている。
