大型ホームセンター「コメリパワー」と家電量販店「ヤマダデンキ」が、恵庭市柏陽町3丁目にジョイント出店する。コメリ(本社・新潟市南区)が北海道に、「北海道地域商業の活性化に関する条例」に基づく施設の新設届出を行って明らかになった。「コメリパワー」は、4年前に千歳市に進出する計画だったが着工しておらず、恵庭市が先行する見通し。(画像は、周辺見取図)
出店場所は、大和リース(本社・大阪市中央区)が建設、運営している「フレスポ恵み野ショッピングセンター」の国道36号線を挟んだ南側。敷地面積約1万1290坪(3万7257㎡)を使って「コメリパワー恵庭店」(仮称)と「ヤマダデンキ」の物販棟2棟を建設する。延べ床面積の合計は約4380坪(1万4454㎡)、店舗面積の合計は約3811坪(1万2577㎡)。
商圏は半径5㎞を想定、1日当たり恵庭市から約4000人、千歳市と北広島市から1日当たり約500人を集客する。建築基準法に基づく建築確認申請は2023年9月30日に行い、大規模小売店舗立地法に基づく新設届出は2024年3月30日を予定、営業開始は、2024年11月30日を予定。
出店場所の近くにある「フレスポ恵み野ショッピングセンター」には、「ケーズデンキ」や「DCM」、「ダイイチ」など商業施設が集積している。「コメリパワー」と「ヤマダデンキ」が近隣にジョイント出店することで、この商業ゾーンの集客力を高める。
コメリは、2019年5月に千歳市北信濃870番1ほかに仮称「コメリパワー千歳店」を新設する計画を道に届出していたが、現在も着工していない。「ヤマダデンキ」は、今回の出店場所に近い、恵庭市北柏木町2丁目に「ヤマダアウトレット恵庭店」を展開している。