東急(本社・東京都渋谷区)の子会社、東急ホテルズ&リゾーツ(同・同)は、2023年中に新たなライフスタイルホテルブランドの「SAPPORO STREAM HOTEL」を開業する。現在、建設の最終段階を迎えている仮称「札幌すすきの駅前複合開発計画」の核施設となる。「渋谷ストリームエクセルホテル東急」をリブランドとして展開する「SHIBUYA STREAM HOTEL」と共に、札幌と渋谷から新たにブランドを展開する。(写真は、「SAPPORO STREAM HOTEL」が入る仮称「札幌すすきの駅前複合開発計画」のビル)
東急は、ホテル・リゾート事業の子会社を再編、東急ホテルズ&リゾーツはホテルの運営機能に特化した子会社として、2023年4月1日にスタートした。同社の始動にあたってブランドラインナップを新たに再編、これまでの「東急ホテル」「エクセル東急ホテル」「東急REIホテル」の各ブランドの他に、1店舗ごとに個別ブランドを設定する「単独型ブランド」と、ブランド認知の拡大を企図して複数店舗を展開する「展開型ブランド」を運営する。「展開型ブランド」は、ライフスタイルホテル「STREAM HOTEL」やホテルコンドミニアム「STORYLINE」で構成する。
「STREAM HOTEL」は、「Deep Community」をコンセプトとして、その土地や街に流れる空気感に包まれることをモチーフにした、新しいライフスタイルホテル。スタイリッシュなデザインの中に、地域の自然、文化、歴史が感じられる空間デザインを取り入れ、土地の食材や生産者と向き合い、街の流れを汲んだ商品やサービスを展開する。
「SAPPORO STREAM HOTEL」は、仮称「札幌すすきの駅前複合開発計画」(地下2階、地上18階)の1階と7階~18階に入り、客室数は436室。ダイニング&バーやフィットネス、温浴施設、テラスなどから構成される。
これによって、東急ホテルズ&リゾーツの北海道の施設は、「札幌エクセルホテル東急」、「札幌東急REIホテル」、会員制滞在型リゾートの「東急バケーション札幌」(札幌エクセルホテル東急内)の4施設になる。なお、東急不動産(本社・東京都渋谷区)系の東急リゾーツ&ステイ(同・同)が展開する「東急ステイ」は、道内に3施設ある。