新十津川町に「ビレッジストアしんとつかわ」4月11日オープン、創業96年「スーパーSAIGUSA」承継店舗

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 樺戸郡新十津川町の創業96年の老舗「スーパーSAIGUSA」(新十津川町309-26)の承継店舗として、「ビレッジストアしんとつかわ」が2023年4月11日にオープンした。全日本食品(本社・東京都足立区)の直営店舗として営業する。(写真は、4月11日にオープンした「ビレッジストアしんとつかわ」)

「スーパーSAIGUSA」を運営する三枝商店(新十津川町)は、創業96年の老舗食料品店だったが、電気代や人件費の上昇で今後の経営が見通せないとして、2023年1月25日で閉店。業績面では黒字だったようだが、他の事業に経営資源をシフト、スーパー部門の営業を休止した。

 三枝商店は、ボランタリーチェーンの全日食チェーンに加盟していたこともあって、「スーパーSAIGUSA」閉店後に、全日食が直営店として承継する意向を示し、閉店から2ヵ月半で「ビレッジストアしんとつかわ」として営業を再開した。生鮮食品や日配品、グロサリー商品は、全日食の北海道支社(恵庭市)から配送、惣菜類は店舗内で製造する。「ビレッジストア」は、全日食の直営店舗のストアネーム。

 三枝商店が使用していた冷ケースなど什器類は、そのまま継続して使用、全日食が家賃を含めて賃借料を払う。店舗従業員は8人で、5月からは10人体制とする。正社員を置かず、パート・アルバイト社員だけで運営する。6月頃からは酒、たばこの販売許可を得て、取り扱いを始める予定。年間売上高は、1億5千万円から1億8千万円を計画している。営業時間は9時から20時。

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