解体工事中の「千歳タウンプラザ」(千歳市幸町4丁目30)の跡地の一部を利用して、仮称「千歳幸町賃貸マンション」の建設が計画されている。着工は、2023年7月で竣工は2024年9月の予定。(写真は、解体工事中の「千歳タウンプラザ」)
旧ちとせデパートの流れを汲む「千歳タウンプラザ」は、紆余曲折を経て昨年7月頃には全テナントが撤退、同年9月から解体工事が始まった。発注者は、土地建物所有者で北海道空港(本社・千歳市)の子会社セントラルリーシングシステム(本社・札幌市中央区)。解体の設計、監理はドーコン(本社・札幌市中央区)、施工は東急・宮坂・千歳特定建設工事共同企業体。
解体工事は今年6月で終了するが、跡地約1903坪(6282・69㎡)のうち、約884坪(2919・71㎡)を使って、仮称「千歳幸町賃貸マンション」の建設が計画されている。建築面積は約309坪(1021・45㎡)、建物は鉄筋コンクリート造の地上10階建て、戸数は約90戸の予定で延べ床面積は約2411坪(7958・43㎡)、建築物の高さは30・432m。建築主はセントラルリーシングシステム、設計、監理はドーコン・オルト設計共同体(札幌市中央区)、施工は未定。工事期間は、2023年7月1日から2024年9月30日。
「千歳タウンプラザ」は、1982年に竣工した「ちとせデパート」がルーツで、千歳市中心市街地の象徴的な施設だった。賃貸マンションに生まれ変わることで、中心市街地は住宅街のイメージがより強くなる。