和洋菓子、パン製造販売のもりもと(本社・千歳市)は、札幌市白石区の「もりもと南郷通店」を4月9日(日)に閉店する。昨年から「もりもと」の路面店の閉店が続いており、「南郷通店」は4店舗目の閉店となる。(写真は、4月9日で閉店する「もりもと南郷通店」)
もりもとは、2022年に入ってから、単独路面店を閉店している。3月21日に「山の手店」(札幌市西区)、5月15日に「苫小牧柏木店」(苫小牧市)、8月21日に「ミュンヘン大橋店」(札幌市南区)を閉店してきた。「山の手店」は、オープンから27年、「苫小牧柏木店」は25年、「ミュンヘン大橋店」は20年だった。
4月9日で閉店する「南郷通店」(南郷通7丁目南6-12)は2003年10月に出店。地下鉄「南郷7丁目駅」の駅チカにあって地域に溶け込んだ店舗だったが、20年間の営業を終える。閉店について同社は、「店舗の賃借契約の満了に伴うもの」(広報)としている。また、閉店が続いていることについて、「賃借期間の満了が重なっているため」(同)と言う。
「南郷通店」の建物は、もりもとの店舗用に建てられたもので、壁面には「石窯のパン」の銘板が掛けられ、一部の壁は石が埋め込まれた仕様になっている。同店には、札幌事務所も併設されていたが、閉店に伴い店舗近隣に移転する見通し。閉店に伴い、4月7日(金)から9日までの3日間は、全品10%オフの感謝セールを開催する。
もりもとは、千歳市、恵庭市、苫小牧市、室蘭市、札幌市、江別市、小樽市、滝川市、旭川市に25店舗を展開しているが、「南郷通店」の閉店によって、店舗数は24店舗になり、単独路面は「千歳本店」(千歳市)、「恵み野店」(恵庭市)、「厚別ひばりが丘店」(札幌市厚別区)、「札幌北15条店」(同市東区)の4店舗になる。この他の20店舗は、商業施設内のインショップ店舗。