「スーパーアークス美園店」リニューアルオープン、売り上げ15%増狙う

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 アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は2月10日、「ラルズマート美園店」(同市豊平区美園2条1丁目2-1)を「スーパーアークス美園店」に転換オープンさせた。休業期間が10日間に及んだこともあって、周辺の買い物客で終日混雑した。(写真は、「ラルズマート」から「スーパーアークス」に転換オープンした「美園店」)
(写真は、新規に取り入れた「おさかな食堂」コーナー※店内の写真はすべて許可を得て撮影しています)

「スーパーアークス美園店」に転換したのは、近隣にマンション建設が進み、店舗周辺人口が増加、品揃えの充実が必要だったため。また、「ラルズマート」として2003年8月にオープンして以来、20年目を迎え、冷凍冷蔵ケ―スの更新時期に入っていたため。

 売り場では、新たに水産コーナーに「さかなやの寿司」と「おさかな食堂」を新設した。「おさかな食堂」は、水産部門が仕入れた水産物をバックヤード加工、惣菜にした出来たてを提供しており、昨年10月に改装して導入した「スーパーアークス北24条店」に次ぐコーナーの新設。

(写真は、冷凍食品コーナー)
(写真は、デリカコーナー)
 冷凍食品コーナーは、従来比2倍の品揃えにして、内食需要の高まりに対応。冷凍野菜や果物、簡単な調理で食べられる各種麺類、スナック商品を充実させている。ベーカリーコーナーは昨年、テナントから自前化したが、今回のリニューアルで惣菜コーナーとの連続性を高めた。新たに完全セルフレジ8台を導入、レジ待ち時間の短縮を図る。

 新たな取り組みとして、ラルズ店舗としては初導入となる純粋炭酸水自動販売機を設置した。つくりたての炭酸水を、好みに合わせて弱、中、強の炭酸度に設定できる。2月10日から28日(火)までは無料給水(通常価格は1ℓ本体価格50円)。利用頻度を見て、他の店舗にも取り入れる。

(写真は、ラルズ店舗初導入の純粋炭酸水自動販売機)

 ラルズ営業本部販売統括部第1運営部の白勢良次ゼネラルマネジャーは、「周辺にはイオン系競合店が多いが、リニューアルによって15%以上の売り上げ増を目標にしている」と話していた。店舗面積約574坪(1897㎡)、駐車台数は159台、営業時間は10時~24時(日曜日は9時~24時)。

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