新ひだか町静内にも「業務スーパー」、4月下旬「マックスバリュ静内店」にコバンザメ出店

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 低価格スーパー「業務スーパー」が、新ひだか町静内に4月下旬に新規出店する。既存建物への居抜き出店で、日高管内には初出店。「業務スーパー」が、行政単位の町に出店するのは北海道では初めて。近くには「マックスバリュ静内店」があり、同店へのコバンザメ出店となる。(写真は、パスポートが2022年10月13日にオープンさせた「業務スーパー新発寒店」)

 仮称「業務スーパー静内店」は、国道235号線沿いの静内木場町1丁目1-107に出店する。以前は「ケーズデンキ静内パワフル館」が入っていた建物を利用する。運営するのは、神戸物産(本社・兵庫県加古川市)のフランチャイジーとして、首都圏などで「業務スーパー」を展開しているパスポート(同・川崎市宮前区)。

 同社は、地元の神奈川県のほか、東京都、埼玉県、千葉県、群馬県、福井県、北海道で60数店舗を運営している。北海道では「伏古店」(札幌市東区、2021年12月2日開店)、「新発寒店」(同市手稲区、2022年10月13日開店)、「苫小牧西店」(苫小牧市、2022年12月8日開店)の3店舗を展開。「静内店」は、パスポートが運営する北海道4号店で、同社運営の店舗では初めて精肉売り場も構える。

「業務スーパー」は、加工食品をメインにした低価格が売りのスーパー。一般的な食品スーパーに比べて生鮮食品や惣菜商品が少なく、品揃えでは劣っているが、そこにしか売っていない商品も多く、全国的に「業スー」ファンが多い。

 北海道では、札幌市内12店舗のほか、苫小牧市3店舗、函館市と北見市が2店舗、岩見沢市、恵庭市、北広島市、千歳市、小樽市、帯広市、釧路市、旭川市、北斗市に各1店舗の計28店舗ある。これまではいずれも市への出店だったが、今回は初めて町への出店になる。

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