「ニッカミュージアム」グランドオープン、創業者マッサンの想いを追体験

社会・文化

 アサヒビール(本社・東京都墨田区)のウイスキー製造子会社、ニッカウヰスキー(同・同)は、1月9日からニッカウヰスキー余市蒸溜所(余市郡余市町黒川町7-6)内の「ニッカミュージアム」をグランドオープンさせた。2021年に10月に第一期工事を終えてプレオープンしていたが、このほど第2期工事を終え、ニッカウヰスキーの魅力を余すことなく体感できるようになった。(写真は、「ニッカミュージアム」に展示されている現存するニッカの第1号ウイスキー)

「ニッカミュージアム」の第1期工事では、ブレンダーの役割などを紹介するブレンダーズ・ラボや、「余市」「竹鶴」「ブラックニッカ」「フロム・ザ・バレル」といったニッカを代表する4ブランドの魅力を伝えるストーリー・オブ・ニッカウヰスキー、中央に配したポットスチル(蒸溜器)がシンボリックなテイスティング・バー(有料試飲コーナー)などを整備、2021年10月から来場者を受け入れている。

 第2期工事では、竹鶴イズムをテーマに、創業者・竹鶴政孝の足跡や精神を伝える展示品を充実させ、スコットランド渡航時のパスポートや現存するニッカ第1号のウイスキーなど貴重な品々を展示、“マッサン”こと竹鶴政孝のウイスキーづくりへの想いを体感できる施設となっている。また、創業時から継承されているニッカのものづくりへのこだわりを伝えるショートムービーも放映する。

(写真は、スコットランド渡航時のパスポート)

 ニッカウヰスキーは、2024年に創業90周年を迎える。グランドオープンした「ニッカミュージアム」では、そのストーリーを体験的に学ぶことができ、ニッカウヰスキーの魅力を体感できる。「ニッカミュージアム」の見学時間は9時15分から16時15分(最終入場は15時30分)、休業日は12月25日から1月8日(臨時休業あり)。自由見学は行っておらず、製造工程に沿ってガイドが案内する完全予約制の見学ツアーとなっている。
(写真は、竹鶴イズムを紹介するコーナーに続く通路)

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