喜代村(本社・東京都中央区)が、寿司の街小樽で展開していた「すしざんまい小樽店」(小樽市堺町1-3)跡地などを利用して、「小樽グランベルホテル」が建設される。グランベルホテルは、カタログ通販ベルーナ(本社・埼玉県上尾市)の子会社でホテル運営会社。札幌や定山渓にホテルを展開をしており、小樽出店も予定されていたが、「すしざんまい小樽店」閉店で、具体的に進み始めた。(写真は、12月4日に閉店した「すしざんまい小樽店」)
(写真は、隣接地で始まったグランベルホテル建設工事)
「すしざんまい小樽店」は、2010年6月にオープンした北海道の「すしざんまい」1号店。喜代村はその後、同年7月には「すしざんまいすすきの店」(札幌市中央区南4条西3丁目9、北星ビル1階)、2013年12月に「すしざんまい札幌駅前店」(札幌市中央区北4条西3丁目1、aune札幌駅前1階)をオープンさせて、3店舗を展開していた。
しかし、「札幌駅前店」は、2017年5月18日に閉店したのに続き、今年12月4日には「小樽店」も閉店した。「小樽店」は、寿司の街小樽に殴り込みをかけた店舗として話題になったが、コロナ3年目で観光客が戻り始めたこの時期に、出店から12年で営業続行を断念した。
「すしざんまい小樽店」の敷地は、大同倉庫(本社・小樽市)が所有していたが、閉店前の今年11月にベルーナの関係会社、フレンドステージ(本社・埼玉県上尾市)が取得している。また、隣接地の北海道スバル(同・札幌市西区)所有の約275坪の土地は、2018年5月に既にフレンドステージが取得している。
フレンドステージは、ベルーナの関係企業でグランベルホテルが運営する一部拠点の土地建物を所有している。「すいざんまい小樽店」隣接地では既に工事が始まっており、同店の建物も近く解体され、2023年春頃からホテル建設工事が本格的に進みそう。