恵庭カントリー倶楽部を運営する恵庭開発(恵庭市)などを傘下に持つ恵庭ホールディングス(HD、札幌市東区)は、網走市のオホーツクカントリークラブを取得する。新理事長には、堀達也元道知事が就任する予定。(写真は、オホーツクカントリークラブのクラブハウス=ホームページより)

 オホーツクカントリークラブは、網走市北浜269番地に位置し、開業は1966年9月。当時は9ホールだったが、1979年9月に9ホール増設して18ホールに移行した。株主会員制のゴルフ場として、開業当初から運営してきたが、入場者減などで数年前から経営難に陥り、今年に入って恵庭HDと接触。協議を続けてきたが、11月初めに株式取得で合意、12月中旬の株主総会で正式決定し、オホーツクカントリークラブの全株を恵庭HDが取得する。従業員の雇用は継続する。

 恵庭HDは、傘下に恵庭開発や登別リゾート開発(登別市)、伊達観光開発(伊達市)を持ち、それぞれ恵庭カントリー倶楽部(27ホール)、登別カントリー倶楽部(18ホール)、伊達カントリー倶楽部(18ホール)を運営している。恵庭HDは、各倶楽部で使用しているコース管理用機材の一部を既にオホーツクカントリークラブに提供している。

 恵庭HDの柴田和徳代表取締役は、「地域貢献の一環として取得を決めた」と話している。なお、オホーツクカントリークラブの新理事長には、堀達也氏が就任する。堀氏は樺太出身、遠軽町育ちで遠軽高校から北海道大学農学部林産学科卒。最初の赴任地は、網走支庁上渚滑林業指導事務所。1995年4月から2003年4月まで道知事を務めた。遠軽町名誉町民。


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