北陸銀行(本店・富山市)は、旭川支店(旭川市3条通10丁目2189番地)の建て替え工事を進めている。現店舗の隣接地に建設しているもので、オープンは2023年6月5日(月)を予定している。(写真は、北陸銀行旭川支店の建て替え工事)
北陸銀行旭川支店は、1912年(大正元年)に、同銀のルーツである第十二国立銀行旭川支店として営業を開始して以来、110年以上にわたって営業を続けてきた。現店舗は、1972年に建設されたものだが、築50年が経ち老朽化が目立ってきたため建て替えることにした。
建て替え工事は2022年6月から始まっている。建築主は北陸銀行、設計、監理はNTTファシリティーズ一級建築士事務所北海道支店(札幌市中央区)、施工は盛永・生駒・東成共同企業体。工事期間は、新店舗完成後の現店舗解体工事も含めて2023年12月20日。
新店舗の外観は、旭川市の景観と調和するレンガを使用、内装には木のまち・旭川にふさわしい道産材を含んだ木材パネルを壁面に使用するほか、テーブルなどを多数配置して木のぬくもりを感じられる店舗にする。
また、エネルギー利用の効率化に取り組み、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(ベルス)」最高位5つ星取得を目指す環境配慮型とする。災害による停電に備えた非常用発電機も設置、2階には各種セミナー、相談会が可能な会議室を設置する。建物は鉄骨造、2階建て、延べ床面積は約217坪(717㎡)。ATM2台、貸金庫全自動型220函を予定している。