2022年のボージョレ・ヌーボー解禁日(11月17日・木)を前に、セコマ(本社・札幌市中央区)グループがフランスから直輸入したボージョレ・ヌーボーが10月31日、札幌市白石区のグループ会社、セイコーフレッシュフーズに到着した。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、到着したボージョレ・ヌーボーの搬入作業)
(写真は、今年のボージョレ・ヌーボーについて説明する遠藤広大参事)
この日、到着したボージョレ・ヌーボーは10月25日にフランスのシャルルドゴール空港を出発。例年のようにロシア上空を飛べないため、トルコイスタンブール経由で10月26日に羽田空港に到着。その後、茨城県大洗港まで陸路を使い、大洗港からフェリーで苫小牧港に運び、札幌まで陸路を使った。例年は、新千歳空港まで航空便で運んでいたが、航空貨物運賃上昇の影響を最小限に抑えるため、セコマグループの自前物流網を使った。
8時40分過ぎに大型トレーラーがトラックバースに横付けされると、フォークリフトが、15に分けて梱包されたケースを次々に倉庫に運び入れた。初回に到着したのは8934本で、11月12日まで残り5回、運び込まれる。今年の総輸入量は約7万本で、昨年よりは若干少ないという。
セイコーマート商品本部商品仕入部1課の遠藤広大参事は、「今年は雨量が少なくぶどうの実は小さくなったが、その分、凝縮されて良い出来になったと聞いています。物流コストを抑えるためセコマグループの力を使って、値上げを最上限に抑え、リーズナルブルな価格になるよう努力しました。コロナの影響でまだまだ外出を控えている人もいると思いますが、お家楽しんでいただければと思います」と話した。
セコマグループが、今年販売するのは3種類。ボージョレ・ヌーボー(750ml、本体価格2180円)は、深い赤色でブラックフルーツやダークチョコレートのような豊かな香りと、しっかりしたタンニンを感じられるフルーティーな味わい。ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー(同、同2480円)は、ルビー色で果実味があり、ベリーの香りとわずかにスパイスを感じる味わい。ボージョレ・ロゼ・ヌーボー(同、同2180円)は、光沢のあるキャンディピンク色で、シトラスのような深い香りとフレッシュでフルーティーな味わい。価格はいずれも昨年より200円程度値上がりしているという。
(写真は、今年販売されるボージョレ・ヌーボー3種類)