神戸物産(本社・兵庫県加古川市)がFC(フランチャイズ)展開している低価格スーパー、業務スーパーの苫小牧東店(苫小牧市新開町3丁目1-10)が、10月6日にオープンした。苫小牧市内2店舗の業務スーパーで、市内の「業スーファン」が増えそうだ。(写真は、10月6日にオープンした業務スーパー苫小牧東店)
業務スーパーは、神戸物産グループが国内外の協力工場などを通じて製造した、さまざまな商品を販売している。また、全国1000店舗に迫るバイイングパワーを生かして世界の本物の商品も大量に輸入、低価格を実現。他のスーパーにはない商品が豊富に揃っているため、コアなファンも多く、一般的な食品スーパーとは直接的に競合はしないものの、ジワジワとシェアを広げている。
10月6日にオープンした苫小牧東店は、マクドナルド36号苫小牧店の北側にある敷地約600坪を利用して出店したもので、建築主は不動産賃貸業の谷岡緑化(本社・苫小牧市)。業務スーパーを運営するのは、ケヒコ(同・横浜市中区)。ケヒコは苫小牧市内で苫小牧店(本町1丁目3-2)を展開しており、市内2店舗目となる。
売り場面積は、約156坪で業務スーパーの標準的な面積。売り場には、店内調理のフライや弁当、丼など惣菜商品も「馳走菜」(神戸物産の惣菜商品ブランド)のネーミングで展開している。ケヒコが、店内で「馳走菜」を導入するのは初めてで、道内の業務スーパーでは、釧路昭和店(釧路市、三ッ輪商会がFC運営)に次いで2店舗目。フライバイキング、太巻きバイキングも行っている。
セミセルフレジ4台も導入、レジ待ち時間の短縮を図る。年間4億円以上の売り上げを予定している。苫小牧東店の出店について、ケヒコは「苫小牧店だけでは需要増に対応できない状況になっていた。駐車場も広くした(66台収容)ことで、利便性を高め、人口が増えている沼ノ端エリアの新規需要も開拓したい」と話している。営業時間は9時~21時。なお、市内では、年内に他のフランチャイジーによる業務スーパーもオープンする見通し。