札幌スポーツ館本店が現店舗40年の営業終了、11月初旬ピヴォに移転

経済総合

 札幌市中央区南3条西3丁目の札幌スポーツ館本店が、10月30日(日)で営業を終了する。その後、南2条西4丁目の商業施設ピヴォ4階に本店を移転、11月初旬にオープンする。土地建物は、2021年10月に京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)に売却されている。(写真は、10月30日に現店舗での営業を終了する札幌スポーツ館本店)

 札幌スポーツ館は、スポーツハウス(本社・札幌市中央区)が展開するスポーツ用品専門店。札幌市内では、本店のほかにH/T ParkStoreマルヤマクラス店(中央区)を展開、他に札幌スポーツ館イオンモール旭川駅前店(旭川市)、スポーツハウス釧路店(釧路市)、スポーツハウス帯広店(帯広市)、スポーツハウス北見店(北見市)がある。

 本店は、1982年3月にオープンした地下1階、地上8階建て、延べ床面積は約841坪(2776㎡)。同社の旗艦店で、地下1階から5階までが売り場だったが、現在は3階と5階が休業フロアとなっている。土地建物は、昨年までスポーツハウスの所有だったが、昨年8月に土地・建物コンサルタントの地仙(本社・愛知県豊橋市)が取得、その2ヵ月後には京阪電鉄不動産に転売された。現在の所有者も京阪電鉄不動産。札幌スポーツ館本店は、現店舗での営業を終了することに伴い、メンバーズカードのサービスを終了、ポイント付与も9月30日で終了した。現在の取得ポイントを実店舗で利用できる期間は10月30日だが、札幌スポーツ館オンラインショッピングでは9月30日以降もポイント付与サービスを継続、10月30日以降も引き続き使えるようにする。

 京阪電鉄不動産は、札幌市内でマンション建設を活発化しているほか、中心部では南1条西1丁目の「東急ステイ札幌」、南6条西4丁目の「クインテッサホテル札幌すすきの」、南2条西1丁目の「ビスポークホテル札幌」の土地取得から建物建設、一棟貸しまで一気通貫で不動産ビジネスを展開している。現在は、南3条西2丁目の旧リバティタワービル跡でホテル建設を進めている。札幌スポーツ館本店跡も同様のスキームで開発が進みそうだ。

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