ホームセンター事業を行っているLIXILビバ(本社・埼玉県上尾市)は、札幌市手稲区の星置店(手稲山口)を閉店する。既に閉店セールとして全品5~10%引きを行っており、2013年1月中には完全閉店する見込み。閉店後にはアークスグループのエルディが展開するホームセンター「カインズホーム」が後継テナントとして出店する可能性が高い。(写真は、ビバホーム星置店。隣接してビッグハウス星置店がある)
ビバホーム星置店は、手稲山口のネイバーフット型(近隣型)ショッピングセンター、パストラル星置内にあるホームセンター。パストラル星置は、2000年にオープン、総敷地面積は約1万4000㎡でアークスグループのラルズが土地建物を所有するデベロッパー。ビバホームのほかに、ラルズのビッグハウスや、ゲオ、ツルハ、西松屋、アベイルなどが集積している。
LIXILビバは、同じ手稲区内に来春、「スーパービバホーム手稲富丘店」を新設オープンすることからビバホーム星置店の閉店が決めた。既に店頭には閉店セールの告知が貼り出され、チラシにも閉店が明記され全品5~10%引きが行われている。ただ、正式な閉店日は未定で、店頭商品の在庫具合を見ながら決めると言う。
ビバホーム星置店は、ピッグハウスと並んでパストラル星置の核テナントのため空きテナントの店舗の状況が続けば集客に影響する。このため、アークスグループでホームセンター事業を行っているエルディがカインズホームを出店する可能性が高い。
エルディは、カインズホーム(本社・埼玉県本庄市)の北海道地区エリアフランチャイズで、現在北広島市の「インターヴィレッジ大曲」と石狩市の「パストラル花川」に2店舗を営業している。花川店は、ビバホーム花川店の閉店を受けて出店したもので、今回の星置店も同パターンになる見込み。
ラルズでは、「社内で検討していることは確かだが、まだ決まっていない」(古川公一常務管理本部長)としている。