札幌本社のはるやまチェーン、市内2店舗閉店

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 札幌に本社を置く紳士服・カジュアルウェアのはるやまチェーン(本社・札幌市豊平区)は、札幌市内2店舗を閉店した。清田店(清田区清田1条1丁目6-1)と低価格スーツのエフ・ユニット新道東店(東区北34条東24丁目1-1)がそれで、道内店舗数は27店舗になった。(写真は、閉店したはるやま清田店)

 はるやまチェーンは、1970年に札幌で創業した紳士服。カジュアルウェアのチェーン。1996年には株式を店頭公開したが、2001年9月に民事再生法の適用を札幌地裁に申請、事実上倒産した。その後再生計画が成立して再建を果たした。同じ名称の「はるやま」を西日本中心に展開している、はるやまホールディングス(本社・岡山市北区)傘下のはるやま商事(同・同)とは資産関係はない。

 7月3日に閉店した清田店は、国道36号線沿いで札幌清田バッティングスタジアムの隣にあった店舗。また、6月12日に閉店したエフ・ユニット新道東店は、札幌新道沿いでニトリ新道店の隣にあった店舗。いずれの店舗も郊外型紳士服チェーン特有の看板が大きい店舗だった。2店舗の閉店により、はるやまチェーンの北海道店舗数は27店舗(他に東北2店舗、北信越4店舗、関東1店舗)となり、そのうちエフ・ユニットは北見店(北見市)の1店舗となった。

 なお、道内の紳士服チェーン店舗数は、青山商事(本社・広島県福山市)が32店舗、AOKI(同・横浜市都筑区)が22店舗、紳士服のザザホラヤ(同・北九州市小倉南区)グループの紳士服の山下が4店舗、コナカ(同・横浜市戸塚区)はSUIT SELECT業態の店舗が2店舗ある。はるやま商事は「はるやま」は展開していないが、「P.S.FA」を2店舗、「フォーエル」を1店舗展開している。
※読者の指摘により記事一部修正しました。はるやま商事は、道内で3店舗を展開しています。お詫びして訂正いたします。

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