移ろいゆく街角の風景②「札幌・南郷通18丁目南3」

社会・文化

 街角の風景は、建物や店舗、行き交う人たちによって形づくられる。普段はあまり意識しない街角の風景は建物、店舗の存在が大きな役割を果たし、私たちの印象に残って記憶に刻み込まれる。建物や店舗が新しく生まれ変わると、街角の風景も変わり、私たちの記憶も変わる。そんな移ろいゆく街角の風景を追ってみた。(写真は、5月20日にオープンした「やわらぎファミリア南郷」)
(写真は、営業していた頃の「とんでん南郷通店」)

 札幌市営地下鉄南郷18丁目駅から近い南郷通沿いにあった和食処「とんでん南郷通店」(札幌市白石区南郷通18丁目南3-1)。つい最近まで、この店舗のほかにも南郷通沿いには「ステーキ宮南郷通店」や「ロイヤルホスト南郷店」など外食チェーンの店舗が集積していた。しかし、コロナ禍の影響を受けて、「ステーキ宮南郷通店」が2020年7月26日に、「とんでん南郷通店」が同年9月30日に、「ロイヤルホスト南郷店」も2021年3月31日に閉店していった。

「ステーキ宮南郷通店」跡には「ローソン札幌本通二十一丁目店」がオープンし、「ロイヤルホスト南郷店」跡にはミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)が分譲マンションの建設を進めている。そんな中で「とんでん南郷通店」はそのままの形をとどめながら、新たに家族葬向け式場「やわらぎファミリア南郷」にリニューアルされて今年5月20日にオープンした。

 この式場は、あいプラン(本社・札幌市中央区)が展開しており、同社としては46ヵ所目の施設で、家族葬向けの「やわらぎファミリア」の5施設目となる。24人対応の式場2室のほかキッチンや洗面室、シャワー室などの施設も揃っている。ファミリーレストランから家族葬向け式場へ転換した建物は、役割を変えて新たな風景として街角に溶け込んでいく。

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