北海道の新しいスイーツブランド「トヨヒコ」。コープさっぽろ(本部・札幌市西区)が手掛けるこのブランドの売り場が増えている。4月7日には帯広市内の「コープさっぽろベルデ店」に導入、同月14日には登別市の「コープさっぽろしがイースト店」に設ける。これによって「トヨヒコ」売り場のあるコープさっぽろ店舗は、9店舗になる。年内に28店舗まで広げる考えだ。(写真は、「トヨヒコ」のプリン各種)
(写真は、3月18日に移転建て替えオープンした「コープさっぽろ しずない店」の「トヨヒコ」売り場)
旬の果物を使った杏仁豆腐やプリン、フルーツサンドなどのスイーツブランド「トヨヒコ」は、コープさっぽろが2021年7月から展開を始めたPB(プライベートブランド)。農産部門が仕入れて販売している果物などを一部使用、店内で調理して提供しているもので、「コープさっぽろ西宮の沢店」(札幌市西区)に売り場を新設したのが最初。以降、札幌市、恵庭市、北広島市の各店舗に導入してきた。今年に入ってからは3月18日に移転建て替えオープンした「しずない店」(日高郡新ひだか町)に導入、4月7日には「ベルデ店」にも売り場を新設、帯広地区で販売を開始した。
店内調理で販売している品目は、杏仁豆腐、プリン、フルーツサンド、フルーツティー、フルーツビネガー、スムージー、ワッフルなど約40品目。「成城石井」(本社・横浜市西区)がベルギーから直輸入しているワッフルも揃えている。人気商品は「いちごの杏仁豆腐」(本体価格328円)、「マンゴーのなめらかプリン」(同298円)、「スムージー(イチゴミルク)」(同380円)。
4月14日には「しがイースト店」(登別市美園町1丁目8-1)にも、売り場を設け室蘭地区に販路を広げる。コープさっぽろでは、帯広地区にもう1店舗売り場を設けるなどして年内に28店舗に導入する。ブランド名の「トヨヒコ」は、日本の生活協同組合の創設者、賀川豊彦から引用した。