大型商業施設「サッポロファクトリー」を所有運営するサッポロ不動産開発(本社・東京都渋谷区)は、札幌市中央区の「サッポロファクトリー第4駐車場」を撤去、地上8階建てのオフィス・テナントビルを新築する。(写真は、「サッポロファクトリー第4駐車場」)
北4条東4丁目にある同駐車場は、タイムズ24(本社・東京都品川区)が「タイムズサッポロファクトリー第4」として管理運営。自走式2階建て、280台収容の駐車場。札幌市は、同駐車場の前面を走る東4丁目通の道路整備を進めており、その一環としてセットバックの必要が出てきたため、同駐車場を閉鎖、撤去することにした。一部土地は市が買収する。
5月31日(火)に同駐車場の運営を終了、8月1日頃からオフィス・テナントビルの建設に入る。敷地面積は約1365坪(4506・81㎡)で、そのうち約554坪(1831・20㎡)を建築面積として利用、地下1階、地上8階建ての建物を建設する。地下は鉄筋コンクリート造、地上は鉄骨造。延べ床面積は約4343坪(1万4335・82㎡)、建物の高さは30・5m。建築主は、サッポロ不動産開発札幌事業部(札幌市中央区)、設計は久米設計(本社・東京都江東区)札幌支社(札幌市中央区)、監理、施工は未定。
東4丁目通の道路整備に伴い、既に「サッポロファクトリー第3駐車場」(北3条東4丁目)は2016年7月に閉鎖、撤去された。跡地には、セットバックした形で「TOTO・DAIKEN・YKK AP札幌コラボレーションルーム」(TDY札幌コラボレーションルーム)が2017年7月29日にオープンしている。なお、「フロンティア館」の西側を走る東4丁目通も整備の一環としてクランク部分約100mの解消も実施される。