コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、組合員が190万人を達成したことを受け、12月18日に記念セレモニーを行った。1000円からの出資で組合員になれるようになったため、増加ペースが早くなっており、年間5万人のペースで加入が増えている。180万人突破から2年で190万人を超えた。(写真は、190万人達成の記念セレモニー)
190万人目の組合員になったのは、札幌市北区在住の近藤亜里さん(32)。近藤さんは、コープさっぽろの中島則裕専務理事とくす玉を割り、190万人達成を祝った。コープさっぽろから、近藤さんに、コープ商品の詰め合わせセットやトドックのぬいぐるみ、電子マネー付き組合員証「ちょこっとカード」の5000円分が贈呈された。
中島氏は、「年間5万人の方々が組合に加入しており、北海道の全世帯の7割近い世帯が組合員になった。この2年間は、コロナ禍で宅配トドックの利用が増えているほか、店舗もアプリやSNSの活用で若い世代の加入、利用が増え、全世代の方々に利用が広がっています」と述べた。近藤さんは、「自宅から店舗が近いので加入しました。来店回数を増やしてカードのポイントを貯めたい」と話した。
1965年に設立されたコープさっぽろは、年間3万人ペースで組合員を増やしてきたが、2014年に最低出資額を1000円に引き下げたことから増加ペースが加速。170万人達成は2018年2月1日、180万人達成は2020年1月14日、190万人達成は2021年11月24日となっている。コープさっぽろでは、創立60周年の2025年度に220万人の加入を目標にしている。