北海道に本社を置く株式上場スーパー4社の2021年10月度売上高前年比は、各社とも前年並みか、前年を超える売り上げを確保した。昨年よりも日曜日が1回多かったことや、食品の一部値上げも影響した。(写真は、「イオン余市店」)
アークス(本社・札幌市中央区)の売上高は、全店が前年同月比102・1%、既存店が101・7%、2ヵ月連続で前年を超えた。客数は、全店が100・1%、既存店が99・6%となり、全店ベースで6月度以来、4ヵ月ぶりに前年を超えた。客単価は、全店、既存店ともに102・0%だった。
北海道6社の売上高は、全店が103・0%、既存店が102・3%となり、全店ベースは5ヵ月連続で前年を超え、既存店は2ヵ月連続で前年をクリアーした。客数は、全店が101・1%、既存店が100・4%となり、全店、既存店ともに2ヵ月連続で前年を超えた。客単価は、全店、既存店ともに101・9%。東北3社の売上高は、全店、既存店ともに101・6%となり、今年1月以降、8ヵ月ぶりに前年を超えた。客数は全店が99・3%、既存店が99・2%になった。客単価は全店が102・3%、既存店が102・4%だった。
イオン北海道(本社・札幌市白石区)の売上高は、全店が前年同月比102・4%、既存店が102・5%となった。全店ベースは2ヵ月ぶり、既存店ベースでは3ヵ月ぶりに前年を超えた。部門別では、衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)が全店、既存店ともに99・8%、食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)が全店103・0%、既存店103・1%になった。住居余暇(家具、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティケア)が全店、既存店ともに101・0%だった。
ダイイチ(本社・帯広市)の売上高は、全店が前年同月比106・4%、既存店が107・1%だった。全店、既存店ともに5月以降、6ヵ月連続で前年を超えている。部門別では、青果103・8%、水産104・2%、畜産106・3%、惣菜107・0%、デイリー111・0%、一般食品106・0%、日用雑貨105・6%、その他105・4%、客数は102・6%、客単価は103・7%。
北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の売上高は、前年同月比100・0%(この1年間、出店や閉店がなかったため全店・既存店が同じ数値)となり、2ヵ月ぶりに前年を超えた。衣料品部門の売れ行きが鈍く、食品部門だけを見ると約102%程度の伸び。客数は96・3%、客単価は103・9%になった。