道の駅「マオイの丘公園」(夕張郡長沼町東10線南7番地)の隣接地で、宿泊特化型ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット北海道長沼」の建設が進んでいる。積水ハウス(本社・大阪市北区)と米国ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルなどが出資する合同会社、ニューツーリズム・トリップベース2号(東京都新宿区)が全国25道府県の道の駅で進めているプロジェクトの一環で、北海道ではここ長沼町と恵庭市、空知郡南富良野町の3ヵ所で建設工事が進んでいる。(写真は、「フェアフィールド・バイ・マリオット北海道長沼」の建設現場)
積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、道の駅がある25道府県の自治体、34のパートナー企業と連携、道の駅を核にして地域の知られざる魅力を渡り歩く旅を提案する地方創生事業「トリップベース道の駅プロジェクト」を展開している。2025年までに25道府県の「道の駅」に隣接して宿泊に特化したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」を約3000室設けることにしており、既に栃木県や岐阜県、三重県、京都府の「道の駅」隣接地で「フェアフィールド・バイ・マリオット」の稼働が始まっている。
「マオイの丘公園」では、南側の隣接地で建設が始まっており、この道の駅の特長であるピラミッド型のガラスのオブジェも建設現場から望むことができる。3階建て、延べ床面積約787坪(2600㎡)、客発数は78室の予定。建物の設計、監理は坂倉建築研究所(東京都港区)、施工は鴻池組(本社・大阪市中央区)の東京本店(東京都中央区)と玉川組(本社・恵庭市)。工期は、21年3月1日から22年5月31日。オープンは同年6月頃になりそう。
「マオイの丘公園」は、国道274号線と国道337号線の交差点東南ゾーンにあり、道央圏連絡道路南長沼ランプが20年3月に完成、新千歳空港からの利便性が高まっている。
※7月19日付「道の駅『南ふらの』、22年6月に『フェアフィールド・バイ・マリオット』とモンベルアウトドアショップ誕生」