北雄ラッキー篠路店に直営の書籍売り場設置、同社運営のTSUTAYA撤退で書店難民を回避

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 北雄ラッキーは、篠路店(札幌市北区篠路3条4丁目)に直営の書店コーナーを設置する。同社は同じ商業ゾーン内の別棟でTSUTAYAのフランチャイズ書店を運営していたが契約満了に伴い撤退、規模を縮小してスーパー店内に書籍売り場を設けた。6日から営業を始める。(写真は、北雄ラッキー篠路店=2011年1月撮影)
 
 北雄ラッキーの篠路店は、TSUTAYA篠路店やツルハ篠路店などが展開する商業ゾーンの中核施設。TSUTAYA篠路店は北雄ラッキーがフランチャイジーとして運営してきた。5年ごとに契約更新してきたが、今年9月で5年の満了を迎えることから更新契約をせずに運営から撤退することにした。
 
 ただ、同店より北方面はあいの里ニュータウンまで書店がなく、定期購読の読者もいることから北雄ラッキーの店内に書籍売り場を新たに設け、直営で運営することにした。
 
 書籍売り場の面積は約15坪。週刊誌や月刊誌、ムック、コミックと文庫の一部を置く。カウンター横の衣料品コーナーの近くにスペースを用意した。
 
 同社は、遠軽など地方店舗では直営の書籍売り場を設けているが、札幌市内では初の取り組みとなる。
 
 TSUTAYAの建物は、取り壊される予定で、新たに金融機関の店舗向けの建屋建設が予定されているという。

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