7月から始まった再生可能エネルギーの1㌔㍗当たり42円での固定価格買い取り制度。中でも太陽光発電による売電事業は、土地代がほとんどかからないと仮定した場合、20年間では投資利回りは16%にもなり採算性の高い事業と位置づけられる。北海道は平均日射量が1平方㍍当たり3・77㌔㍗時を超える地域が日高、胆振、オホーツク、根室、釧路、十勝に及びメガソーラーに適した気候条件が揃っている。道内で建設が予定、あるいは始まっているメガソーラー施設をまとめた。
道が8月3日現在でまとめた道内でメガソーラー立地を発表した事業者とその後に明らかになった事業者を加えた一覧は次の通り。
シャープ
北見市 1・25メガワット
湧別町 1・25~1・5メガワット
標津町 8メガワット
苫東 4メガワット
ソーラーウェイ
安平町 1・5メガワット
紋別市 1・25メガワット
豊頃町 0・59メガワット
別海町 0・75メガワット
厚岸町 0・79メガワット
国際航業
中札内村 2メガワット
幕別町 1メガワット
本別町 1メガワット
釧路市(西港臨海工業団地) 2メガワット
釧路市(音別工業団地) 1メガワット
三井物産
網走市 1・5メガワット
ユーラスエナジー
白糠町 30メガワット
永光建設
帯広市 2メガワット
日本再生トラストLLC
浦河町 1メガワット
土屋ホールディングス
札幌市 2メガワット
光と風の研究所・JA浜中町共同
浜中町 1メガワット
北見石油販売
北見市 1・5メガワット
コープさっぽろ
帯広市(南町) 1・2メガワット
帯広市(川西町) 0・75メガワット
SBエナジー(ソフトバンク)
苫東 約100メガワット
ソーラーフロンティア
江別市 1・5メガワット
伊藤組土建
恵庭市(柏陽町) 1・5メガワット
恵庭市(北柏木町) 1・5メガワット
恵庭市(北柏木町) 1・5メガワット
江別市 1・5メガワット
北広島市 1・5メガワット
大林組
伊達市 1・25メガワット
柳月
音更町 1メガワット
道内は、広大な土地が安価に調達できるほか、全国と比べても平均日射量が多い地域のためメガソーラー施設の建設に適しているとされる。ただ、冬場の降雪対策や送電線へ繋ぐ距離など、投資利回り16%という高い事業性を持つ施設は限られそうだ。道内企業・団体は、今のところ永光建設や土屋ホールディングス、伊藤組土建、コープさっぽろ、柳月など7事業者。