札幌市豊平区の平岸高台にある、HTB旧本社屋(札幌市豊平区平岸4条13丁目)の本棟屋上に設置されているHTBのマスコットキャラクター「onちゃん」の撤去が、きょう25日午後から行われる。HTBは撤去の様子をYouTubeで生配信することになっており、「onちゃん」撤去で解体工事は折り返しを迎える。(写真は、HTB旧本社の屋上に設置されている「onちゃん」)
HTB旧本社ビルと敷地を取得したのは、土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、土屋ホーム不動産(同・同)。敷地は、駐車場の627・39坪(2074・00㎡)と本社ビル2408・30坪(7961・48㎡)を合わせて合計3035・69坪(10035・48㎡)。平岸高台の頂上付近にあって、旧本社は平岸のランドマーク的な存在だった。計画によると、駐車場敷地は土屋ホーム不動産とマンションデベロッパーのジョイントでマンションを建設、本社ビル敷地は戸建て用地として分譲する。
解体工事は、今年3月末から本棟以外の低層建物から始まっていたが、これらの解体工事にめどがつき、いよいよ本丸である本棟の解体工事に入る。既に本棟全体にも工事用シートがかけられているが、屋上にあるパラボラアンテナとチャンネルの「6」と「onちゃん」は見える状態にある。
そしてきょう25日にいよいよ「onちゃん」撤去が始まる。「onちゃん」は、1997年12月にHTBマスコットキャラクターとして誕生。パレード星から来たパレード人という設定で、黄色い球体の体を持ち右目が「o」、左目が「n」の形をしている。ちみに「on」とは、スイッチオンやオンパレードの前向きな意味が込められているという。98年7月から旧本社屋上に設置され、開局50周年の2018年に本社がさっぽろ創世スクエア(中央区北1条西1丁目)に移転してからも、23年間にわたって平岸の街を見守ってきた。
そんな「onちゃん」の撤去で、本棟解体工事が本格化する。数年後には、「onちゃん」の名前を引用した戸建て住宅地がこの跡地に生まれる。なお、撤去後の「onちゃん」の行き先は、「非公開」(HTB)だそうだ。