セコマ(本社・札幌市中央区)は、道産木材を活用した「セイコーマート平岸高台店」(同市豊平区平岸4条13丁目11-1)を12月16日6時にオープンさせた。道産木材使用の「セイコーマート」は初めて。(写真は、建築時の「セイコーマート平岸高台店」)
(写真は、外見上は通常と同じ「セイコーマート平岸高台店」)

「セイコーマート平岸高台店」の柱や梁などの主要構造部には、道産カラマツ集成材を100%使用した。集成材を含めた道産木材の使用量は、18・74㎡、樹木の成長過程で吸収した17・8tのCO2が大気に放出されず貯蔵されている。店舗には、道産以外の木材も使用しており、それらを含めたCO2貯蔵量は24・4t。店舗の建設時などに発生するCO2、10・6tを差し引いて、13・8tのCO2削減に貢献した。セイコーマートの店舗は、軽量鉄骨造が中心だが、建設時に14・44tのCO2を排出している。木造店舗にすることで28・2tのCO2排出抑制効果があったとしている。

 店内カウンターにも道産カラマツ材を使った内装材を使用しているが、内外装は通常の店舗と同じ仕上げになっている。このため、外見上は通常のセイコーマートと変わりはない。建物の延べ床面積は約54坪(180・4㎡)、店舗面積は約35坪(117㎡)。施工は土屋ホーム(本社・札幌市北区)。

(写真は、「onちゃん」モニュメント)

 店舗敷地内の白石・藻岩通側には、HTB開局の地を記念した「onちゃん」のモニュメントが設置されたスペースがあり、土地の記憶を承継するスポットになっている。また、店内ではonちゃんグッズの販売や、18日までオープン記念のお買い得なセールも実施する。営業時間は6時から24時、駐車台数12台。


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