21年4月の北海道小売り動向、コロナ2年目でスーパー軟調、コンビニ復調

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 経済産業省北海道経済産業局は14日、2021年4月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売額等及び店舗数」、「北海道専門量販店販売額及び店舗数」を発表した。(写真は、小樽市内のスーパー)

 百貨店・スーパーの販売額は779億4600万円で、前年同月比は全店ベース7・8%増、既存店ベース7・9%増になった。百貨店の販売額は108億100万円で、前年同月比は全店ベース99・7%増、既存店ベースも同99・7%となった。店舗数は前年と同数の13店舗。スーパーの販売額は671億4600万円で、前年同月比は全店ベース0・4%増、既存店ベース0・4%増となった。店舗数は前年より1店舗減って326店舗。

 札幌市内の売上高は、百貨店が87億5800万円で前年同月比は全店、既存店共に2・3倍になった。スーパーは291億9400万円で、全店ベース0・8%減、既存店ベース0・1%減。札幌市以外の売上高は、百貨店が20億4300万円で、前年同月比は全店、既存店共に25・2%増。スーパーは379億5100万円で、全店ベース1・3%増、既存店ベース0・8%増となった。札幌市内のスーパー売上高は、前年のコロナ禍による需要増の反動で全店、既存店ともに3ヵ月連続で前年割れになった。

 コンビニエンスストアの販売額及びサービス売上高は455億4200万円で、前年同月比4・5%増となった。前年を超えるのは2ヵ月連続。店舗数は2998店舗、前年比0・1%増えた。

 家電大型専門店の販売額は115億4100万円で、前年同月比15・8%増となった。10%を超える伸びは3ヵ月連続。店舗数は92店舗で前年と同じ。ドラッグストア販売額は234億2600万円で、前年同月比1・1%増となった。昨年のコロナ禍によるマスクや衛生用品の大幅増の反動で3月は11・1%減だったが、4月は前年を超えた。店舗数は0・7%減の698店舗。ホームセンターの販売額は128億1800万円で、前年同月比4・5%増となり、2ヵ月連続で前年を超えた。店舗数は、0・5%減の212店舗となっている。  

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