プロ野球北海道日本ハムファイターズで活躍した田中賢介氏が理事長を務める社会福祉法人田中学園福祉会(札幌市手稲区)は、6月1日に「こりっつ認定こども園」(札幌市豊平区西岡1条7丁目2—20)を開園した。(写真は、開園した幼保連携型「こりっつ認定こども園」)
「こりっつ認定こども園」があるのは、同じく田中氏が理事長を務める学校法人田中学園(札幌市豊平区)が建設を進めている「田中学園立命館慶祥小学校」(同区西岡1条7丁目205ー3)の西側に隣接した場所。傾斜地のため市の開発許可を受けて土地造成をした後、昨年から建物の建設を始めていた。敷地面積は、約770坪(2541・72㎡)、建物の面積は約208坪(686・81㎡)。建物の設計、監理は荒川建築設計事務所(札幌市北区)、施工は宮坂建設工業(本社・帯広市)札幌支社(札幌市北区)で、今年5月15日に竣工した。
同園は、教育と保育を一体的に行う幼保連携型認定こども園で定員は、幼稚園利用の1号認定児童が3歳児、4歳児、5歳児ともに5人ずつで計15人、保育所利用の2号・3号認定児童は、5歳児から1歳児まで17人ずつ、0歳児は5人で合計105人。
建物は土地の形状を極力残すように建てられた環境共生型の園舎。通常は傾斜を削って土を盛り、平らな部分を強制的に作って建物を建設するが、斜面に合わせる建物の形状とすることで森の景観を損なわないようにした。社会福祉法人田中学園福祉会は、「あすかぜ保育園」(同)も運営しており、施設は今度で2ヵ所目になる。