札幌市中央区の北5条手稲通沿いの北5条西17丁目に、STV(札幌テレビ放送)の関連会社が運営する「STVハウジングプラザ ギャラリー北円山」が設置される。桑園地区にある約1700坪の敷地を利用した住宅展示場で、都心部に近い強みを生かして近隣マンション住民などを呼び込む考えだ。(写真は、時間貸し駐車場から「STVハウジングプラザ」になる北電所有地)
「STVハウジングプラザ ギャラリー北円山」が設置されるのは、北海道電力(本社・札幌市中央区)が所有している1759坪(5807・79㎡)の敷地。北電子会社の北電興業(同・同)が時間貸し駐車場「エナパーク北5西17駐車場」として利用していた場所で、STVグループが敷地を北電から賃借する。既に駐車場の利用は終えており、展示場内のモデルハウス建設の準備に入っている。敷地内には本州系ハウスメーカーなどが10区画を使ってモデルハウスを建設、オープンは9月11日(土)の予定。
この場所は桑園地区に残ったまとまった土地のため、マンション業者や物販業者が北電に売却の打診をした経緯がある。北電は手持ち資産の厚みを維持する目的から売却に応じなかった。今回、「STVハウジングプラザ」として貸し出すことにしたのは、賃借期間が時限的で退去に伴うハードルが低いことに加え、スマート電化住宅をメインとすることで北電のアピールにも繋がることから。
「STVハウジングプラザ」は現在、「北24条」(東区北24条東1丁目)、「宮の沢」(手稲区宮の沢4条1丁目)、「平岡」(清田区平岡3条5丁目)の3ヵ所ある。