「ミスド札幌北41条ショップ」跡に「小さなお葬式」直営ホール

経済総合

「ミスタードーナツ」の「札幌北41条ショップ」(札幌市東区北41条東7丁目)の跡地に、「小さなお葬式」を全国展開しているユニクエスト(本社・大阪市西区)の直営ホールが建設されている。(写真は、建設が進んでいる「小さなお葬式」の直営ホール)

「ミスタードーナツ札幌北41条ショップ」は、1998年にオープン。丘珠空港通と東8丁目篠路通が交差する西南の角に立地していた単独路面店で、パチンコ「ガイア北42条店」、「ドン・キホーテ北42条店」の向かい側に当たる。交通量が多く市民の目に留まる目立つ場所で展開していた「ミスド」だったが、2018年5月13日に惜しまれ閉店、その後、建物は解体されて更地になっていた。

 その跡地で、建設工事が始まったのは今年1月末。設計会社は、大阪府豊中市のA1ーID設計、施工会社はリノべる(東京本社・東京都港区)。道行く市民の間では何が建つのか、関心が集まっていた。

 このほど、この建物が家族葬などに対応する小型セレモニーホールであることが分かった。建設主は、ユニクエスト。同社は必要最小限にパッケージ化した葬儀サービス「小さなお葬式」を、インターネットを通じて全国に提供している。ネットで受注した葬儀は、全国4000軒の提携斎場で実施する事業モデルだが、同社は一部地域で直営ホールの展開も開始、札幌での直営ホール1号がこの物件。

 写真のように外観が見え始めており、間もなく竣工して利用が始まる見通し。「ミスド」跡に出現する「小さな葬儀」のセレモニーホールは、世相の変化を投影しているようだ。

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