ホームセンター全国大手のコメリ(本社・新潟市南区)は1日、「コメリパワー札幌発寒店」(札幌市西区発寒10条14丁目1069ー1外)の住民説明会を同区内の「北発寒稲積会館」で開いた。午後6時30分から始まり同55分に終了、参加者は3人で質疑応答はなかった。(画像は、全体配置図。上の道路が追分通、左の太線内が「コメリパワー札幌発寒店」)
「コメリパワー札幌発寒店」は、10数年前に開店した「ヤマダデンキテックランド発寒店」の隣接地に現在、建設中。敷地は、旧榎田牧場所有地を30年間の定期借地権を設定して賃借するもので、建物はヤマダデンキの南側に配置する。平屋建てで店舗面積は約2729坪(約9008㎡)。
駐車場の収容台数は、現在の322台から278台増えて全体で600台になる。駐車枠は869台分あるが、届け出をしていない269台分は従業員用と冬季の雪堆積用に利用する。店舗の出入り口は現在、北側の発寒鉄工団地9号線沿いに2ヵ所あるが、店舗新設に伴い同9号線沿いに2ヵ所、追分通の側道沿いに1ヵ所新設する。同9号線沿いの出入り口は現在、出入りを分けていなかったが、店舗新設後は入り口と出口を交互に分ける。
交通量調査では、追分通と同9号線の交差点での予測が報告され、現状は交差点通過キャパシティの45%に対してオープン後のピーク時でも60%で渋滞発生の可能性は少ないとした。また、騒音調査では工業地域など用途地域の規定によって、昼(午前6時から午後10時まで)は55~60db(デシベル)、夜(午後10時から午前6時まで)は45~50dbの範囲内とされているが、オープン後もその範囲内になる予測調査が示され騒音の影響は小さいとした。
店舗のオープン予定は、今年8月1日だが、工事の進捗状況から8月のお盆過ぎになる見通し。コメリは、札幌市内で「コメリパワー札幌北野店」(清田区北野3条5丁目57ー63ほか)の建設も開始しているが、オープンは「札幌発寒店」が先行する。コメリは現在、道内で「コメリパワー」や「コメリハード&グリーン」を合計18店舗展開しているものの、最大消費地の札幌市内では「札幌発寒店」が初の店舗となる。店舗は、DCM(本社・東京都品川区)の「DCMホーマック発寒追分通店」とJR函館本線を挟んだ向かい側で、看板の見える距離で2店舗が競合することになる。