アークスのジョイス(盛岡市)子会社に伴う負ののれん代は17億円、特別利益計上で当期純利益を90億円に上方修正

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 アークスは17日、2013年2月期の連結業績予想を修正した。9月1日に完全子会社になるジョイス(盛岡市)の業績加算とエルディが8月下旬にホームセンター「カインズ」2号店を出店することに伴うもの。これまでの業績予想に比べて売上高は190億円増の4390億円、営業利益は5億円増の140億円、経常利益も5億円増の150億円、当期純利益は17億円増、90億円とした。(写真は、アークスの本社)
 
 アークスは、ジョイスの完全子会社化によって負ののれん代が発生する。負ののれん代とは、買収額と時価純資産額の差額のことで、買収額が時価純資産を下回った場合に、負ののれん代が発生する。
 
 ジョイスの7月17日時点での純資産と買収額の差額は17億円。これを特別利益に計上するため、当期純利益が押し上げられる。
 
 アークスの2012年2月期の当期純利益は133億300万円だった。これは、前期に完全子会社化したユニバース買収時の負ののれん代を特別利益に計上したため。
 
 今期の売上高の増加は、ジョイスの半期分とアークスの子会社、エルディが8月下旬にオープンするカインズ2号店の売上げが加算されるため。カインズ2号店は、閉店したLIⅩILのビバホーム花川店(石狩市樽川6条1丁目)跡に居抜き出店するもの。ビッグハウス花川店と隣接した立地で、アークスグループによるスーパーセンター的な商業集積が実現することになる。

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