大型ホームセンターを展開しているコメリ(本社・新潟市南区)は15日午後6時30分から、札幌市清田区の清田区民センターで、仮称「コメリパワー札幌北野店」(清田区北野3条5丁目57ー63)の住民説明会を開催した。大規模小売店舗立地法に基づく説明会で住民ら11人が出席した。(画像は、仮称「コメリパワー札幌北野店」の完成予想図)
「コメリパワー札幌北野店」は、厚別・滝野公園通と北野里塚線の交差点に南西角地、約5490坪(1万8119㎡)の第一貨物札幌支店跡地を利用して建設する。建物はA棟とB棟の2棟で、店舗面積は合計2161坪(7134㎡)。2棟の間は中央で接続する。面積の大きいA棟は平屋建て、小さいB棟は2階建てで2階は駐車場とする。
ホームセンターは、食品スーパーよりも来店客が少ないため、札幌市は店舗面積に対する駐車場の収容台数の基準に対して70%でもOKとしており、コメリは基準の330台に対して231台(店舗前平面151台、2階80台)とした。
また、店舗北側の北野里塚線に沿って敷地を2mセットバック、電柱も移動させてオープンスペースとして道路の幅員拡大に繋がるようにすることが示された。出入り口は厚別・滝野公園通側1ヵ所、北野里塚線側に2ヵ所設ける。
店舗近くの交差点での渋滞発生予測調査では、店舗オープン以降のピーク時1時間当たりの交差点通過車両を286台と設定、交差点の飽和度(1度の信号切り替わりで通行できない割合を100%とする)は57%で渋滞発生はないと報告した。
また、騒音調査では、建設地が準工業地域であることから環境基準は昼間(午前6時~午後10時)55~60デシベル、夜間(午後10時~午前6時)45~50デシベルだが、オープン後も環境基準内に収まり騒音の影響は小さいと報告した。
説明の後に質疑応答があり、延べ4人が北野里塚線に設けるオープンスペースの効果や社員・パートの募集時期などを質問した。コメリ建設部建設グループシニアマネジャーの橋本哲也氏は、「大店立地法届け出上は21年12月1日オープンとしているが、工事の関係上、年内開業は難しく22年春の開店になる」と話していた。