「無印良品」を展開する良品計画(本社・東京都豊島区)は10日、2017年にオープンした大型店「無印良品シエスタハコダテ」を21年4月22日(木)に増床リニューアルオープンすると発表した。北海道・東北で初となる食の専門売り場を備えるのが最大の特徴。(画像は、「無印良品シエスタハコダテ」に新設される食の専門売り場のイメージ=ニュースリリースより)
函館市本町24ー1の五稜郭近くにある複合施設「シエスタハコダテ」は、17年4月にオープンした再開発複合ビル。地下1階、地上19階建てで地下1階から地上3階までが商業施設、4階が函館市の施設、5階から19階が、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)が販売した分譲マンション。
「無印良品」は、1~3階に入っているが、1階フロアの改装に伴い「Café&Meal MUJI」が20年9月30日で閉店したほか、地下のフードマーケット「シエスタキッチン」も全面リニューアルのため同じく閉店していた。今回のリニューアルによって、「無印良品」の店舗面積は、約741坪(約2500㎡)から約826坪(約2730㎡)へ約85坪(約230㎡)増床になる。
地下1階に導入する食の専門売り場は、「無印良品」の標準的な品揃えに加えて野菜、惣菜、グロサリーなど新鮮な食材や近郊で加工生産された商品を提供する。「食を通してつなぐ、つながる」をコンセプトに、地元生産者とりつながりが深い野菜・果物専門店、老舗パン屋、惣菜店などと協業して展開する。
また、「無印良品シエスタハコダテ」でこれまでに27回開催してきた「函館つながる市」の売り場も常設、地域の生産者や個人商店の商品を販売。その他、農家や漁師が直接販売するマルシェ、地域ごとの「うまいもの市」イベントの開催なども予定しており、オープン4年で「シエスタハコダテ」の魅力がさらに増すことになりそうだ。