クリーニングのエンパイアー(本社・札幌市北区)は、抗ウイルス加工の無料提供の期間を2021年3月31日(水)までに延長した。当初は21年年1月31日までとしていたが、コロナ禍の収束が見えないため延長を決めた。(写真は、札幌市北区の本社)
同社はコロナ禍の中、クリーニングで最も求められているのは抗ウイルス加工だとして、昨年9月18日から一般衣類など全てのクリーニングにおいて無料加工を行い、サービス向上を図っている。当初は今年1月末で終了する予定だったが、コロナ禍が未だに収束しておらず、無料の抗ウイルス加工も好評のため3月31日まで無料加工を延長することにした。
この加工は繊維上の特定のウイルス数を低減させる加工で、病気の治療や予防を目的とするものではなく、全ウイルスに対しての効果を保証するものではないが、界面活性剤を使用するため、揮発することがなく次のクリーニングのタイミングまで効果が持続する。クリーニングで預かった一般衣類全てに無料施工しているが、強力な殺菌効果がある漂白工程を行う白衣や、事業所単位で取引している作業着のほか和服や皮革、寝具類など特殊クリーニング品は対象外となっている。
エンパイアーは、1912年釧路市の創業で、今年創業109周年の老舗クリーニング企業。現在は、北海道を中心に13支店19工場を有し、店舗数は関東を含め約190店舗。