札幌証券取引所は、同所設立70周年記念としてロジネットジャパン(本社・札幌市中央区)に功労賞を授与した。28日、札証で表彰式が行われた。(写真は、札証70周年記念功労賞を授与され、札証の鐘を鳴らすロジネットジャパンの橋本潤美社長)
札証は、本則市場やアンビシャス市場に上場している企業を対象に、2012年から年間功労賞を授与している。業績や株主への価値提供、市場への貢献などを基準に選考、最高得点の企業を表彰するもの。2020年はコロナ禍という特殊環境だったことと、札証設立70周年だったことを勘案、記念の特別賞として功労賞を設定、ロジネットジャパンを選んだ。
ロジネットジャパンは、1950年に北海運送として設立され、60年札幌通運に改称して62年に札証に単独上場。05年にロジネットジャパンに改組して以降も札証上場を継続。20年3月期は、過去最高の売上高と利益を計上、株価も上場来の最高値を更新した。
表彰式では、札証の小池善明理事長がロジネットジャパンの橋本潤美社長に記念の盾を授与、橋本社長は記念に札証の鐘を3回鳴らした上で、「上場から22年で60年になるが、創業の地の北海道の皆さんに育てていただいたおかげと感謝している。コロナ禍で物流を止めないという原点の使命をあらためて実感した。今後も、全国ネットワークの物流展開によって北海道と本州を繋ぎ、北海道経済の発展に貢献できるようにしたい」と話した。